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帰ってきたピンクドラゴン  その6最終回




帰ってきたピンクドラゴン(その6最終回)




ピンクのもこもこがゆらゆらしているのが、小さいレンズから見えた。
(桜ちゃん?)
「み~~~~~わ~~~ちゃ~~~~ん、ただいまぁ」

???????
だれ?ダレ?
声には聞き覚えがあるんだけど。

って…シンジタクナイキモチとシンジラレナイキモチがアタシの中で
戦っている。


「美和ちゃ~~~~~ん、また一人で暗くなってんのー」


(って、ダレよ?夕子ってそんな風に話したっけか?ダレ?アンタ…)
「って、美和ちゃんなにやってるんの、早くドア開けてあげなさいよ?
遅いのに近所迷惑よ」

カチャ。

そこに現れた人は…人は…人とは思いたくないけど(苦笑)、髪が髪が
ドピンクで。
真っ白いワンピで(しかも…太股があらわな…ミニスカートってやつですな、まさしく)
でもそのど派手な格好が、ミョ~~~~~~~に似合っている…。
っていうか…酒…酒臭いぞ!!!おいおいおい…。

「美和ちゃ~~~~~ん、ただいまぁ…あれ、、、ダレかいる…」
「あ、夕子ちゃんね、美和の母です。お邪魔してますぅ」
 
 「あ、、、お母様、いつもお世話になってますぅ…ってあたしがお世話してんのか、ガッハッハ」
 「ちょっとちょっと、そんな玄関先で」

よろよろしてまともに歩けない夕子を抱き留める。
 「…あ、明日あたし早いから、先に横にならしてもらうね」
 母さん、あたしに軽くウインク。

「…? ああ、オヤスミ。」
 「美和ちゃんのお母様、オヤスミなさ~い」

…変だ変だ。絶対へんだ。
夕子どうしちゃったんだ?おいおい…

 まだまだ酔っ払いの夕子を椅子に座らせて、水をいれてやる。
 「急にいなくなったと思ったら、、、急に帰ってきて。おまえは寅さんか、ってーの」
 「はいはい、帰ってきた虎次郎ですよぉ…あたしは」
水をすごい勢いでカプカプ飲む。
そんなに飲んでよく帰ってこれたな?
ってか…夕子どこに泊ってたん?


いろいろ…聞きたいことは山ほどあったけど、けど。
いいんだ。あえて聞かない。


って顔にまた…出ちゃったんだろうな、嗚呼。


「…いっつもそう、美和ちゃんはなぁ~~~んも聞かない。あたしが何処で何してるとか関心がないんだよね」
 「しょんなことない…全然、、、ないってば」
「じゃ聞けばいいじゃん、何処に行ってたんだーって」
「そんなの… 大人なんだから、いちいち聞かないって」

 「それが冷たいんじゃん… 一緒に住んでるのに…」
 
「好きな人ができたって?」
 「うんうん…でもアッサリ振られちゃった、、、ってなんで美和ちゃん知ってるの」
 「スーパーの桜ちゃんが昨日…じゃないや今日だっけか。教えてくれた、そういえば…って」

ピンクの髪の毛がふんわり、揺れる。それにしても…思いきったね。こりゃ。
 「桜ちゃん、そういうの気付くの早いからね、っていうか。
 美和ちゃんこそそういう人いないの」

酔った勢いで詰め寄られてしまった。
「イナイコトハナイケド…ダッテコクハクしてフラレタラいやジャン」


「じゃ駄目だ。あたしより駄目駄目じゃん」
なんか、急に夕子、元気づく。
 また振りだしに戻ったかぁ…。でもこれからはイケイケの夕子ちゃんでいきますからね…あたしは」
なんか…宣言されてしまった。
酔った勢いとはいえ…ふぅ。


ところで…朝、起きた時に…鏡をみてビックリしなきゃいいけどね…。
ピンクドラゴンみたいな爆発アタマがコックリ、コックリと揺れるのを
ぼんやりとしたアタマで、見ていた。

(終わり)

((追伸>10:58 書き上げた瞬間、地震があってビビリました))
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