夢の話(その1)
何か学校みたいな広い広い空間。所々でお芝居みたいのをやっている。私は誰かか何かを探しながら人混みの中を縫うように先に行くんだけど、間違ってお芝居をやってる人の中に紛れてしまう。

髪の長い女の人が羽織袴で、なんとなく「千本桜?」と当てずっぽうで言ってみると、女の人ニッコリ笑って。
「そうそう。当たり♪ あちらにいる殿方達と演じるから観にいらしてね」
人の流れの反対側を見て見ると、背の高いイケメンお兄様方2人が、衣装をつけたまま脚を絡めあって、なんだかプロレスのような技を掛け合ってる。

じゃあ。と言ってお礼を言って、その場を離れた。でもすぐ隣でもお芝居を演っていて、また邪魔をしてしまいそうになる。

なんだか場違い?そうなので私は帰る事に。
人並みに紛れてトボトボ帰ろうとしていたら後ろからふいに名前を呼ばれた。

「え?」と思ったら。綾野剛クンみたいなお兄さんに、
「もう帰っちゃうの?」
と聴かれた。
「ええ。何か場違いみたいだったから。」

剛クンみたいなお兄さんが横に並んで一緒に歩く。
「ふぅーん。もう少しお芝居見てくれば良かったのに」

え?と思って彼の顔をじっと見ようとしたら。
今度は後ろから男女2人組に、彼が声を掛けられた。

「あれー?誰かと思ったら。剛クンじゃない。嘘をホンモノにさせる気?」

…とかなんとか気になるセリフを吐いて。
「そ、そんなんじゃないよ。芝居もっと見てこいよ、って言ってただけだよ」

「あーら、でもこのお嬢さんは困ってるみたいだけど。ごめんなさいね♪
うちの剛クンが迷惑かけたみたいで」
「いえ!そんな!お芝居、もっと見たかったなーって少し思ってました」